ユーザとして、このパッケージ用にあなたの言語がインストールされているなら
パッケージ内のプログラムを使う前に適切な ISO 639 `LL' の 2 文字のコードを
`LANG' 環境変数にセットするだけです。
例えば、あなたがドイツ語を話すと仮定しましょう。シェルのプロンプトで単に
`setenv LANG de' (`csh' の場合)
`export LANG; LANG=de' (`sh' の場合)
`export LANG=de' (`bash'の場合)
を実行します。
これを、`.login' または `.profile' ファイルに一回書いておけば、あとはシェル
のプロンプトで毎回入力しなくてすみます。
オペレーティングシステムは、そのプログラムの多くが既にメッセージの地域化
(ローカライゼーション)をしているのに対して、他のプログラムは GNU `gettext'
の全能力でローカルにインストールされています。
`LANG' のために `gettext' の 拡張されたシンタックスを使うことは、既に利用
可能なオペレーティングシステムのプログラムの適切なローカライゼーションを壊
すでしょう。この場合ユーザは、その環境において `LANGUAGE' と `LANG' 変数の
両方をセットするべきです。GNU `gettext' を使うプログラムは `LANGUAGE' を優
先するからです。例えばスウェーデンのユーザは、スウェーデン語が利用出来ない
場合、英語よりもむしろドイツ語の翻訳で読むでしょう。これは `LANG' は `sv' の
ままにしておいて `LANGUAGE' を `sv:de' にセットすることで容易に達成できます。