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5. ビデオフレームバッファドライバ用の起動時引数`video=' 引数(バージョン 2.0 のカーネルでは使えません)は、 フレームバッファデバイスの抽象化層をカーネル内に作るときに使います。 難しそうに聞こえるかもしれませんが、そんなに手に負えないものではありま せん。これは基本的に、それぞれのビデオカード用に異なるビデオプログラム (X11R6 のサーバ)を用意する(例: XF86_S3, XF86_SVGA, …)のではなく、 カーネル内に各ビデオカード用のドライバを組み込み、ビデオプログラム用に は単一のインタフェースを提供します。これにより、必要な X11R6 のサーバ はひとつ(XF86_FBDev)だけになります。これは現在のネットワークのやりかた に似ています。ネットワークについては、カーネルが各種ネットワークカード のドライバを持ち、単一のネットワークインタフェースを提供します。これに より、インタフェースの背後にあるネットワークカードの種類に関わらず全て のシステムで、単一のプログラム(Netscape 等)が動作します。 この引数の標準的な形式は それぞれのドライバがサポートしているオプションに関する情報は、
いつかは お使いのカードに関する文書ファイルがなければ、ドライバから直接オプショ
ンに関する情報を得なければなりません。
5.1 `video=map:...' 引数このオプションを使うと、コンソールからフレームバッファデバイスへのマッ ピングの設定/上書きができます。数値をコンマで区切って並べたリストでマッ ピングを設定します。すなわち、オプション N の値が、コンソール N に対応 するフレームバッファデバイスの番号となります。
5.2 `video=scrollback:...' 引数コロンの後の数値により、スクロールバックバッファに割り当てるメモリの量 を設定します。(スクロールさせるためには Shift キーと PageUp, PageDown キーを使ってください。) 数値の後に `k' または `K' を付けると、その数は バイト単位でなくキロバイト単位と解釈されます。
5.3 `video=vc:...' 引数
数値、あるいは数値の範囲(例:
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