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(SANE のホームページの Introduction より)
SANE は `Scanner Access Now Easy' の略で、フラットベッドスキャナ、ハンド
ヘルドスキャナ、ビデオカメラ、スチルカメラ、フレームグラバ(画面キャプチャ)
等のようなラスター・イメージスキャナ・ハードウェアへのアクセスを標準化した
API (Application Programming Interface)です。
スキャナのインタフェースとして Windows の TWAIN がよく知られています。
TWAIN はデバイスドライバとユーザインタフェースが一体であるのに対して
SANE では分離されていて、ドライバを Backend、ユーザインタフェースを
Frontend と呼んでいます。
SANE は `Scanner Access Now Easy' の頭文字ではあるが、今日のスキャナハード
ウェアとアプリケーションに要求される全ての機能を提供する API の実装が容易
にできるという意味で、希望はもちろん SANE は確かに sane である (正気の、考
え方の健全な、良識ある、分別ある)ということです。
(SANE のホームページの Tutorial より)
10 台の異なるデバイスをサポートする、5 種類のアプリケーションが欲しいと
します。古いアプローチでは、5×10=50 で 50 ものプログラムを書かなければな
りませんが、SANE では 5+10=15 で 15 のプログラムを書くだけでよいのです。
SANE はユーザにもメリットがあります。ユーザは自分が最も好きなアプリケー
ションを選択する自由が得られ、ユーザがアクセス可能な全ての画像取込みデバ
イスを制御するために使用できます。つまり SANE は、使用中の特定のデバイス
に同じ一貫したインタフェースの独立性を与えてくれるのです。
また、SANE ではコマンドラインのインタフェースや、ネットワーク経由の
スキャンもサポートしています。
SANE は、GPL(GNU General Public License) のもとで配布されています。
対応するプラットホームは以下の通りです。
AIX,
Digital Unix,
FreeBSD,
HP Apolo Domain/OS,
HP-UX,
IRIX,
Linux (Alpha, m68k, PPC, SPARC, x86),
NetBSD,
OpenStep/m68k,
OpenStep/x86,
OS/2,
SCO OpenServer,
Solaris/Intel,
Solaris/SPARC,
SunOS/SPARC
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