SANE ディストリビューションに含まれるいくつかのプログラムの使い方を見てき
ました。その他に何があるのかを書きます。これを書いている時点で、パッケージ
には以下のデバイス用のドライバが入っています。
- Connectix QuickCam (カラーとモノクロ)
- Epson SCSI スキャナ
- Hewlett-Packard ScanJet SCSI スキャナ
- Microtek SCSI スキャナ
- Mustek SCSI フラットベッドスキャナ
(1 パスおよび 3 パススキャナ のいずれもサポートされています)
- PINT デバイス
PINT は NetBSD, OpenBSD, SunOS 用の Unix カーネルインタフェースです。
SANE の PINT ドライバは PINT サポートがあるスキャナにアクセスできます。
- ほとんどの UMAX SCSI スキャナ
他の多くのスキャナ、カメラのサポートは計画中で、その内のいくつかはこの記事を
読むまでの間に出来ているかもしれません。最新情報は参考文献のところに書かれて
いるウェブページを見て下さい。
利用可能なアプリケーションは、コマンドラインの scanimage と グラフィカル
な xscanimage (スタンドアロンで、または GIMP の拡張として)と
(Connectix QuickCam のような)連続した画像のストリームを作るカメラに適した
グラフィカルユーザインタフェースの xcam です。
加えて、SANE には Python や Java 用の API があり、またリモートデバイスへの
ネットワーク経由のアクセスを可能にする saned というネットワークデーモンが
あります。これはパーミッションを適切に設定してあれば、アメリカで動作して
いるカメラをヨーロッパにあるマシンから制御することもできます。これは全て
SANE とインターネットのサービスによるものです。