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- 注意:
以下の手順は 1.2 カーネルに Token Ring サポートのパッチを入れるた
めのものです。もし、2.0 カーネルを使用しているのであれば、現在の
ソースをコンパイルして、token ring support の欄に ``yes'' または
``module'' とするだけで OK です。
[訳注: カーネルコンパイルの詳細に関しては、Kernel HOWTO 等を参照
してください。]
- Token Ringカードをシステムに装着し、あなたのシステムにあわせて設定し
てください。Linux で動作させる前に DOS で動作確認を行うのは良いこと
です。DOS で動作したなら、同じ設定で Linux でも動作する可能性があり
ます。プラグアンドプレイのアダプタの場合は、可能であれば、動作したと
きの設定で固定するようにして(プラグアンドプレイを禁止して)くださ
い。
- まず、Linux ディレクトリ [訳注: /usr/src/linux] の
バックアップをとっ
てください。これはカーネルのソースからパッチを完全に除去して、元のコ
ードに戻さなければならなくなったときのためにやっておくべき大変重要な
作業です。
cd /usr/src
tar cvzhf linuxbak.tar.gz linux
- Token Ring パッチを展開する。
cd /usr/src/patches/token
gzip -d TokenRing.patch-1.2.0.gz
- カーネルのソースに Token Ring パッチを当てる。
cd /usr/src/linux
patch -p1 < /usr/src/patches/token/TokenRing.patch-1.2.0
-または-
patch -p1 < <directory-of-patchfile>/TokenRing.patch-1.2.0
- パッチの中で*はねられた*部分を探して、必要に応じて変更する。
find . -name \*.rej -print
- orig ファイルを探して、それらを消去する。
find . -name \*.orig -print | xargs rm
- カーネルを設定し、make し直す。
- 注意:
もしスワップファイルを設定している場合、アクティブになっているこ
とを確認してください。
cd /usr/src/linux
make config
(パッチが config.in ファイルに2行つけ加えことによって、以下のオプション
が現れるようになるはずです)
Token Ring support (CONFIG_TR) [y]
(そしてリストのずっと下の方を見ていくと、次の選択肢があります)
IBM Tropic chipset based adaptor support (CONFIG_IBMTR) [y]
make dep
make clean
make zImage
- LILOをセットアップします。
はじめに、/vmlinuz となっている現在のカーネルを vmlinuz.old に名前を
変えます。次にカーネルを /vmlinuz としてコピーします。私のシステムで
は、
/usr/src/linux/arch/i386/boot/zImage を /vmlinuz にコピーして、
/etc/lilo.conf を書き換えて、そのカーネルがブートするようにしてや
るという手順になります。
ここで、プロンプトから ``lilo'' を実行してください。
これで、あとはシステムをリブートすれば Token Ring カードが使用可能に
なっているはずです。その他の特別な設定情報に関しては、ディストリビュ
ーションに固有の情報の項を参照してください。
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