以下に Intel 版 Linux の Netatalk の設定に用いるハードとソフトに関する おすすめを紹介します。Note: これはおすすめでしかありません。また、 netatalk を走らせるためのハードとソフトの構成にかぎります。この文書は あなたが Intel 版の Linux を走らせていると仮定します( Linux には、その外に PowerPC 用の MkLinux、Sun Sparc 用の SparcLinux などがあります)。
ハードウェア
- 個人的には、Dell や Gateway といったよいブランドの機械がすきです。 私の Gateway 機は、すばらしいサポートを受けましたし、Dell 機は壊れずに 働いています(いや、Gateway が壊れたからだめだというんじゃないですよ。 単に私が持っていたのが壊れただけです!)。
- 必要もないのに大枚をはたいて速い機械を買う必要はありません。 私は、2 台の 486 機の上で netatalk を走らせ、 25 台の mac にサービス を提供しています。Pentimu 機ならさくさく動きます。カーネルを コンパイルしてみると、100MHz Pentium で 20 分、133MHz なら 14、166MHz なら 8 分ちょいかかります。多分この辺がほとんどの人が Linux でやる 一番重い仕事ではないでしょうか。133MHz もあればとっても快適ですよ。
- CPU に金をかけるくらいなら、I/O と RAM にかけた方が速度に貢献します。 一連の装置の中でハードディスクが一番遅いので、最速のハードディスクを 買うようお勧めします。200MHz のデュアル Pentimu 機に IDE ハードディスク をのせて、ちんたらやっていても最速マシンにはなりません。普通は SCSI ハードディスクは結構な速度をだします。ですから、買うならこれにして ください。
- もう一つ I/O で考えなければならないのは良いネットワークカードです。 3Com のカードは間違いなく幸運を運んでくれます。可能な限り Intel EtherExpress カードは避けてください。このドライバーは netatalk の マルチキャスティングに対応できません。 ほかにもなかなか良いカードはあります。が、私は 3Com の店に走っていきたい くらい 3Com のカードが好きですね。もし、あなたの機械に PCI バスがあるなら、 <宣伝>3Com 590 Vortex card</宣伝> ネットワーク カードがいいですよ ;)。(訳注:Anders の名誉のために言っておくと、彼は ハードウェアディーラーでもなければ、3Com 関係者でもありません。)
- RAM について考えておくのは大変重要です。普通、その辺の機械の RAM はまったく足りないようです。私の Mac Lab は 25 席有りますが、 32メガの RAM でやりくりしています。私はピーク時でもほとんどの利用者 がサーバー I/O を使っていないことに気が付きました。これがたったこれだけの RAM でやりくりできる理由です。(この機械は web サーバーと proxy サーバー としても働いてます)。接続毎に Netatalk 機は RAM を必要とします。 ファイルサービスに関しては、atalkd (約 316K ) と afpd (約 336K) が 必要です。接続毎に afpd に追加メモリ(約 584K )が必要になりますので、 2 席毎に 1メガの RAM が Appletalk だけに必要になります。必要だと 思われる両より常に多くの RAM を入手してください。拡大しつつあるというのは 常にいいことなのです。 ここに Mac 1 台接続時のプロセスリストがあります。いくつかの有用な サービスも行われています。
# name RAM discription ------------------------------------------------- 2 - afpd 936K Appletalk Filing Protocol daemon. 3 - agetty 760K 1 - smbd 440K (Samba, file and print services for Windows) 1 - in.telnetd 376K 1 - nmbd 368K (another Samba daemon) 1 - rpc.nfsd 324K 1 - papd 320K AppleTalk printing daemon. 1 - atalkd 316K The AppleTalk daemon. 1 - rpc.mountd 296K 1 - init 292K 1 - crond 288K 1 - inetd 272K 1 - lpd 268K 1 - klogd 264K 1 - rpc.portmap 248K 1 - update 196K 1 - kflushd 0Kソフトウェア
- 当然、われわれとしては Linux を走らせたいところです。問題は、どの版を 選ぶかです。私は RedHat、Slackware、Debian 版を試した後、ここには書かない 理由で、Slackware を使っています。ここにあげたパッケージはどれもしっかりし ていて、netatalk をうまく走らせます。私はほとんどの場合 ftp.cdrom.com から入手できる Slackware 3.1 を使用していますし、他の人にとっても これは快適だろうと思います。 (お願いですから私にこの件で抗議したり他の版の 方が優れているなんて言ってこないでください。私はいろいろな版を使ってみた 上でお気に入りの版の話をしているだけです。実際、私はこの文書を RedHat 版 で書いています。おまけに Sun SparcClassic ですが、それはまた別の話です。)
- この辺りにはいくつかの版の netatalk があります。一番古いのは Netatalk-1.3.3b2 で、1.2.13 などの古いカーネルにぴったりです このカーネルは古い Slackware 版などについています。Netatalk-1.3.3 は ベータ版でない最新の版です。そして、この版は 2.0.0 以降のカーネルと 動かすときには最良の版です。Netatalk-1.4b2 ha,最新版でより遅い CPU でより高性能をたたき出します。このコードも最新のカーネル用です
- カーネルの版も大変重要です。私の作業用の機械には、2.0.29 などの カーネル 2.0.x を導入しています。Slackware 3.1 は、2.0.0 カーネル といっしょに配布されており、これを 2.0.29 にアップグレードするよう お勧めします。2.0.25 以前のカーネルは「死の ping 」攻撃をうけると 死んでしまいます。これはほとんどのオペレーティングシステムに 存在するバグです。新しくカーネルに盛り込むために試験中の機能は、 2.1.* の様なカーネルで提供されます。ですから、 試しにサーバーを作りたいなら、最新のカーネルを探すといいでしょう。 2.0.* カーネルは、製品版と考えられており、2.1.* は試験版のカーネル と考えられています。
このページは堀江誠一が翻訳しました。