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13. (訳注:)メモ

  • 「Linux-Chinese-HOWTO」Cd Chen(陳永昇)、吉峯 幸郎さん訳 も参照して下さい。 Linux 中文化情報について書かれています。JFから入手 できます。
  • 中国語の入力
    発音(Pronunciation)
Pinyin, ZhuYin
筆形(Parts) Wubi, CangJie
Code
そのほかに関しては よしだ ともこさんのページ http://www.biwa.or.jp/~tomoko/multi/ が参考になります。各OSプラットフォーム上での多言語環境(Multilingual environment)について解説されています。またロシア語、ハングル語、中国語の 入力方法などについても参考にさせていただきました。中国語の入力で、mule上 のピンイン入力の例やWnn95のサンプルイメージなども見れます。
  • 中国語入力サーバ。

    http://www.ihep.ac.cn/~yumj/index-e.html

    http://yumj.kek.jp/www/chinput.html

  • EGGを使ったjserver/cserverでの入力方法。 http://dennou.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/public/Emacs/Mule-1/mule-1.0/doc/EGG 以下は上記サイトのテキストを大まかに訳したものです:

    ここから

    jserver/cserverでEGG入力法を使う方法は?
    
    1. Wnn4とMuleのインストール
    
    EGG Muleを使うにはまずはじめにWnn/cWnn Ver.4.107以降をインストール
    する必要があります。'src/mule-config.h'で"#define EGG"、"#define WNN4"
    としてMuleをインストールします。
    
    2. Muleの起動
    
    中国語を入力するにはXクライアントとしてMuleを起動します。これは
    中国語入力法はSiSheng特殊フォントを必要とするからです。
    詳しくは'X11'ファイルを参照して下さい。
    
    3. EGGを始める
    
    はじめにmuleですでにITS (Input Translation System)モードをロードしているか
    チェックします。'C-x C-k m'によってエコーエリアにリストされます。'C-n'
    で残りを表示します。中国語を入力するにはピンイン('PinYin')モードが必要です。
    リストにない場合は
            M-x load-library<CR>chinese<CR>
    とします。
    
    システムにcserverが走っているhost名を教えます:
            M-x set-cserver-host-name<CR>hostname<CR>
    代わりに.emacsファイルに
            (set-cserver-host-name "hostname")
    と書いておくとよいでしょう。
    
    そして'C-\'と入力します。モードラインの左に変更が表示されます。
    ブラケット中のテキストは現在のモードを表示します。もしそれが
    使いたいモードでない場合は、'C-x C-k m'と'C-n', 'C-f'(エコーエリア
    のカーソル移動)によってモード(例えばピンイン)を選択できます。
    ピンインを選ぶとモードラインが中国語キャラクタの"QuanPin"と表示されます。
    
    これでPinYinで入力できます。長いシーケンスもOKです。例えば
            nihaobeijing<SP>
    で中国語テキスト"Ni Hao Bei Jing"となります。
    
    反転表示されている範囲は現在のターゲット単語です。C-f, C-bは
    他の単語にカーソルを移動します。<SP>で次の候補を選択します。
    M-s (あるいは ESC s)はエコーエリアに候補を表示します。C-n, C-p
    は他の候補を選択します。M-i/M-oは単語の長さを短く/長くします。
    <CR>あるいは他のアルファベットキーで確定します。C-gはキャンセルです。
    
    4. 詳細
    
    4.1 4つのフェーズ
    
    MuleがEGGとともにインストールされている場合は4つの段階(phase)
    に切替えることができます。
    
    o ノーマル-フェーズ(normal-phase)
    
    モードラインの左はしが
            [--]J:--**-Mule: ...
    のようになっている時はこのフェーズです。入力したキーは全て
    通常通り処理されます。
    
    o 変換-フェーズ(transition-phase)
    
    normal-phaseでC-\ (toggle-egg-mode)と入力すると、変換フェーズ
    になります。モードラインの左はしが
            [ITS_MODE_INDICATOR]J:--**-Mule: ...
    となります。ここでITS_MODE_INDICATORは現在のits-modeを表すマルチ
    リンガル文字列です。例えば現在のits-modeがピンイン(PinYin)なら
    中国語テキスト"QuanPin"が表示されます。このフェーズでは全ての
    編集コマンド(delete, next-line, ...)はいつものように使えます。
    しかしグラフィックキー('0'..'~')を入力するとfence-phaseになります。
    
    o フェンス-フェーズ(fence-phase)
    
    モードラインはtransition-phaseと同じですが、入力したラストキャラクタ
    は'|' (fence)によって囲まれています。入力するグラフィックキャラクタ
    はits-modeで定義されているルールに従って変換されます。例えば
    transition-phaseで'n'を入力するとバッファは以下のように変化します:
    
    YourKey n       i       3       h       a       o       3
    Buffer  |n|     |ni|    |Ni |   |Ni h|  |Ni ha| |Ni hao||Ni Hao |
                              ^       ^                          ^
    
    ここで'i'と'a'キャラクタ
    where 'i' and 'a' characters at ^ are shown with tone marks.
    
    これはピンインのits-modeは:
            ni3 -> Ni , hao3 -> Hao
                    ^            ^
    ルールがあるからです。トーンについてわからない時は省略して下さい。
    
    このフェーズではフェンス内でのみカーソル移動ができます:
            C-a, C-e, C-f, C-b
    
    <SPC>を入力した時はフェンスの文字列がバックグランドの'cserver'に
    送られ、フェンスに変換された文字列が表示されます。
    
    
    C-gでフェンスをdeleteした後にtransition-phase戻ります。
    
    
    o 変換-フェーズ(translation-phase)
    
    モードラインの左はしが
            [TRS_MODE_INDICATOR]J:--**-Mule: ...
    ここでTRS_MODE_INDICATORはサーバを表した文字列です。'cserver'の場合
    は"Hanzi"の中国語キャラクタ"Han"が表示されます。
    ここでフェンスに中国語テキストが表示されています。フェンス内の
    テキストは:
            |A-B-C-DE-F GH|
    ここでA..Hは中国語キャラクタです。この場合テキストは2つの
    BIG-PHRASEs A-B-C-DE-FとGHに分けられています。前者は
    SMALL-PHRASEs A, B, C, DE, そして F の5つに分けれています。
    カレントのフェーズの分割ポイントを変更するには:
            C-i: BIG-PHRASE を短くします
            C-o: BIG-PHRASE を長くします
            M-i: SMALL-PHRASE 短くします
            M-o: SMALL-PHRASE を長くします
    求めるテキストに変換できたら<CR>あるいはC-lで確定します。
    他のグラフィックキーでもOKです。前者のケースではtransition-phaseに
    移動し、後者ではfence-phaseに移動します。
    
    C-gでfence-phaseに戻ります。
    
    フェーズのまとめ:
    
            ノーマル-フェーズ
                 ^
                 |
                C-\
                 |
                 V
        変換-フェーズ -- グラフィックキー --> フェンス-フェーズ
                            \                    |      ^
                             \                 <SPC>    |
                              \                  |   グラフィックキー 
                               \                 V      |
                                `<-- <CR> --- 変換-フェーズ
    
    

  • 中国語エディタなど http://www.ifcss.org/software/cnapps/mswedit.html
  • コンピュータによる中国語処理。ボポモフォ。 http://hyena.hle.niigata-u.ac.jp/files/bopomf1.html
  • 文字コードについて
     Bg5  (Big 5) 台湾や香港でよく使われています。
     GB   (GuoBiao with simplified characters,G1 = GB 2312-80)
          中国語標準のコード。
     Hz   インターネット上で使われるコード。
     GBt  (GuoBiao with traditional characters,G1 = GB 12345-90)
     JIS  (日本工業規格JIS,G1 = JIS X 0208-1990)
     JIS2 (JIS supplementary character set,G1 = JIS X 0212-1990)
     SJIS (Shift-JIS いわゆる MS-kanji,
           1 byte characters from JIS X 0201-1976,
           2 byte characters from JIS X 0208-1990)
     KS   (Korean Standard hangul and hanja,G1 = KSC 5601-1987)
     UTF8 (UTF 8 (Unicode Transformation format 8), also called UTF 2 or FSS-UTF)
     CNS1 (Chinese National Standard Plane 1, G1 = CNS 11643-1992 plane 1
     CNS2
     CNS7 (plane 2 - 7)
     CEFX (reserved CEF encoding for IRIZ)
     CEFY (private CEF encoding)
    
  • FreeBSD portsコレクションのports-chineseや、その他 のLinuxのディストリビューションについて中国語情報がありましたら 伊佐治までご連絡下さい。
  • I18N化について。 http://www.csl.sony.co.jp/person/demizu/www/i18n.html
    日本語を入力するにはアプリケーションが日本語化あるいはi18n化されている 必要があります。もし実装していないと日本語は入力できません。 そこでアプリケーションが日本語化、i18n化されていることをはじめにチェックして 下さい。
  • [翻訳者:伊佐冶 哲, isaji@mxu.meshnet.or.jp

    この文書を訳する際、JFの方々にお世話いただきました。 ここに感謝いたします。]


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