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12. ゲーム

個人的には私はコンピュータ・ゲームをあまりしませんが、 でもこれはきっと環境問題の教育にも利用できるはずです。 最初の調査で lincityReal Life を見つけました。 有意義なものであることは、ご自分でチェックしてみてください。

Linux Games Survey に概要があります。

  • lincity はひとつの町や国を建設して維持するゲームです。 街を建設し、維持することを求められます。 住人に対して食糧、居住環境、仕事、物資を供給しなければなりません。 安定供給可能なエネルギーとリサイクルの助けを借りて 持続可能な経済を作ることも可能ですし、 破壊に至った後にロケットを造り、公害に悩まされ資源の枯渇した惑星から脱出する こともできます。あなた次第。 ある一ヶ所につき利用できる資源は有限なので、 長期間放りっぱなしにしておけるゲームではありません。 市販されている類似の名称のシミュレーション・ゲームに似たゲームです。 このパッケージには、 X と SVGALIB バージョン両方に共通のファイルが含まれています。
  • Real Life - 「``Conway's Game of Life'' (訳注: ケンブリッジ大学の数学者 J. H. Conway が発明した、 単純化した生物のシミュレーション、数学パズルである「ライフ・ゲーム」) では、各セルは完全に生きている (値が 1) か、 完璧に死んでいる (値 0) のどちらかです。 現実世界では、この二値という制限は、さまざまな表情へと昇華されます - 生と死を分かつ、現実の値づけの段階へと。 現実世界においては、コンウェイのライフ・ゲームは特殊なケースです。 しかし、ライフ・ゲームとは対照的に、実際の生命は カオス系の特質である、初期状態への過敏な依存を示します」
  • Sierra は (その昔) Eco Quest 1 - Lost in RainforestEco Quest 2 - The Search for Cetus を出していました。EcoQuest シリーズは MS-DOS と Windows 3.x 用です。子供向けのものです。
  • SimEarth (1988 年, Maxis 社, DOS, Windows 3.x, MacOS 用) とある惑星について、その外被の形成から文明の発展に至るまでのシミュレー ションをおこないます。James Lovelock のガイア仮説を元にしています。そ こはかとなくダルく、覚えるのも難しいですが、モデルをいじりまわしている だけでも、例えば温室効果など、得られる教育的価値には大きいものがありま す。
  • Balance of the Planet (1991 年, Chris Crawford 作, DOS, MacOS 用) 政府の立法役を担って、工業と環境とのバランスをうまく図ろうとするもので す。非常に複雑、かつ単調で面白味がない (SimEarth さえよりも) ものです が、じっくりマニュアルを読む時間さえあるなら、実に教育的、かつ思索をも たらすものであることは確かです。(今や Mac 版は Crawford 氏のウェブサイト http://www.erasmatazz.com/free.html から自由にダウンロードできますが、 Executor (訳注: Linux などで動作する Macintosh エミュレータ) では アーカイブに含まれるファイル名を扱えないようです)
  • Global Effect (1992 年, Millennium 社, DOS, Amiga 用) 初期のリアルタイム戦略ゲームで、市民と、兵器と工業の環境的分岐に 折り合いをつけつつ、敵を征服していくものです。 インタフェースはガチガチしていて、 現在の戦争ゲームの類ほどはたいして面白くありません。
  • SimIsle (1995 年, Maxis 社, DOS, ??? 用) 雨林環境を破壊せずに南洋の島を開発します。学習曲線は大きいものですが、 とても面白いんじゃないかと想像します。
  • SimPark (1997 年, Maxis 社, Windows95, ??? 用) SimIsle を子供向けにしたようなもの。よりシンプルで、より教育用途をねらっ ています。

古いゲームは dosemu の上でうまいこと動くんじゃないかと思います。


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