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20. モデム

シリアルポートに接続する方式の外付モデム、内蔵モデムは全て使えるはずで す。ところが何ということか、一部のメーカーが Windows 95 専用のモデム を作り出してしまいました。Linux で使えないハードウェアについては 付録 E を見てください。また、フラッシュ ROM を更新できるモデムの多 くは Win95/NT の更新プログラムしか用意されていません。このような モデムは Linux からアップグレードできません。

ごく一部のモデムに、実行時に制御プログラムを読み込む DOS 用ソフトウェア が付属しているものがあります。 そういったモデムの場合は普通、いったん DOS で制御プログラムを読み込ま せてからウォームブートを行えば Linux で使えます。 このようなモデムは将来に PC 以外のハードウェアでは使えないので、できる だけ買わないのが賢明です。

全ての PCMCIA のモデムは PCMCIA ドライバで動作します。

FAX モデムを FAX として機能させるには適切なソフトウェアが必要です。 また、モデムの FAX 部分が Class 2 または Class 2.0 に対応している ことも必要です。UNIX のソフトウェアにはどうやら Class 1.0 対応のものは ないようです。

この例外としては、Linux 用の efax プログラムが Class 1 と Class 2 両方の FAX モデムに対応しています。Class1 のモデム を使っている場合には(ちょっとした)技術的な問題がいくつか起こるかもしれ ません。選べるのであれば、Class 2 のモデムを入手することをお勧めします。

Linux は全てのマルチモデムカードに対応しています。

以下のモデムには対応していないと言われています:

  • Aztech MDP3858 56.6 (PCI)


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