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6. Webアクセス

ここでHTTPサーバ、クライアント、他のサーバと内部接続されているLinuxサーバ の設定をします。Webブラウザからマウントしたファイルシステムにアクセスできる ようにLinuxサーバ上で少し調整をする必要があります。

6.1 マウントしたファイルシステムへのアクセス

HTMLページのマウントされたディレクトリにアクセスするには2つの方法があります:

  • DocumentRoot (/usr/local/etc/httpd/htdocs)にマウントディレクトリ を参照するためのリンクをはる。
       ln -s /mnt/MYDOM_NW/vol1/home/htmldocs netware
    
                        あるいは
    
       ln -s /mnt/MYDOM_NT    winNT
    
                        あるいは
    
       ln -s /mnt/MYDOM_UNIX    unix
    
  • /usr/local/etc/httpd/confディレクトリのsrm.confファイル を編集して新しいエイリアスを追加する。

  # Alias fakename realname
  Alias /icons/     /usr/local/etc/httpd/icons/

  # alias for netware server
  Alias /netware/   /mnt/MYDOM_NW/vol1/home/htmldocs/
  Alias /winNT/     /mnt/MYDOM_NT/
  Alias /unix/      /mnt/MYDOM_UNIX
として、HTTPdを再スタートします。これで http://linux.mydomain/netware/index.htmとして参照される netwareサーバ上のドキュメントにアクセスできるようになります。

6.2 インターネットへの接続

最後にここまでで構築したイントラネットを外部のインターネット(電子メールや 素晴らしい情報など)にアクセスできるように接続できます。今後のバージョンで これらについて書く予定です。詳しい解説は http://sunsite.unc.edu/mdw/HOWTO/ISP-Hookup-HOWTO.htmlの 「ISP Hookup HOWTO」(訳注:こちらは和訳が出ています)や http://sunsite.unc.edu/mdw/HOWTO/mini/Diald の 「Diald mini HOWTO」を参照して下さい。インターネット接続の設定について 書かれています。

6.3 他の使用

HTTPサーバは違うサーバ、場所、ディレクトリ上に属する情報への透過的なアクセス を事務所に提供するものとして使うことができます。 データはWord, Lotusの表計算、複雑なデータベースです。

これらのアプリケーションは以下のようにしてよく使われます。

  • 会社の文書の出版

    これらは週刊誌、年報(annual reports)、地図、会社設備、 価格表、製品情報の文献、会社そのもののデータなどさまざまです。

  • 検索ディレクトリへのアクセス

    会社の電話帳に速くアクセスするといったデータはWebサイトのミラーやCGIスクリプト で出来ます。Webサーバはゲートウェイとして昔からあるアプリケーションや新しい ものにたいしても使うことができます。つまり標準的なアクセスメカニズムを使うこ とで情報が簡単な方法(manner)でより広く入手できるということを意味しています。 またORACLE、SYBASEといったRDBMSでリアルタイムな情報を扱うための インターフェースを作れるということも意味しています。ここでそのようなWebサイト のリンクを紹介します。

    - Web アクセス - http://cscsun1.larc.nasa.gov/~beowulf/db/web_access.html

    - CGI ゲートウェイ - http://www.w3.org/hypertext/WWW/RDBGate/Overview.html

  • 会社/部門/個人ページ

    それぞれの役割を担って各部門が行動する際にもイントラネットテクノロジーは 部門や個人に現在の情報を伝達するための理想的な媒体を提供します。 パワフルな検索エンジンは仕事をする日々の過程で生じる疑問 に答えるグループや個人を見つけるための手段を与えてくれます。

  • 簡単なグループウェアアプリケーション

    HTMLフォームをサポートしてるならサイトはサインアップ表、調査、簡単な スケジュール表を提供することもできます。

  • ソフトウェアディストリビューション

    管理者は会社のネットワークを使ってユーザーの要望に応じてソフトウェアや アップデートを送ることができます。これは'Java' で行えます。'Java' は データ、アプリケーションといったものよりもよりオブジェクト指向な透過的 配布/製作を可能にしてくれます。これは実際JavaをサポートしたLinuxの 新しいバージョンでは簡単に使えるようになっています。

  • メール

    ドキュメント/音声/画像といった標準的でシンプルな装備のイントラネットメール 製品を使って、メールはシンプルなものからコミュニケーションの手段として使わ れます。メールは基本的に個人から個人へ、個人から小さいグループへコミュニケー ションするためのものです。sendmail, pop3d, imapdといった電子メール システムをLinuxプラットフォーム上でセットアップして使うことができます。

  • ユーザーインターフェース

    イントラネット技術は急速に展開しているので、使えるツール(特にHTML)は システムとインターフェースで接続する方法も大きく変えています。 HTMLを使って作成者のイマジネーションに限られたインターフェースを作ること ができます。イントラネット技術を使った美しさはそのシンプルさです。HTMLから ハイパーリンクをクリックすることで他のページに移動することができます。また アラームを鳴らしたり、年末手続きやプログラムができることなどならなんでも することができます。


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