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1. イントロダクション

Lilo ソース内のドキュメント(/usr/doc/lilo-バージョン)は非常に 詳しいものですが、多くの Linux ユーザーは自分自身の /etc/lilo.conf ファイルを作成する際にいくつかのトラブルを経験し ています。このドキュメントは、Lilo をうまく使いこなすためのコツを短時間 で得られるようにサンプルとして 5 種類のパターンを示し、それぞれについて 必要最小限の解説を加えるという方針で書かれています。

  • 最初の例は、古典的な ``Linux と他の OS'' のインストールです。
  • 次の例は、どのようにして Lilo を /dev/hdcとして接続されて いるハードディスクにインストールし、/dev/hda としてブートさせる かについてです。これは普通、現在稼働中のシステムに新しく Linux 用のドラ イブを追加する時に必要となります。また(使用している BIOS が新しい物であ る場合)どうやってSCSI ドライブからブートするかについても説明しています。
  • 3 番目の例では、BIOS からアクセスできないルートパーティションから Linux システムを起動する方法について説明しています。
  • その次の例は、BIOS や DOS から簡単にアクセスできない 大容量ディスクへのアクセスについてです(この例は多少内容が古いです)。
  • 最後の例では、他の OS をインストールすることによって損傷を受けたディ スクの復旧方法について説明しています(訳注:つまり Windows95などの OS を インストールすることによって HDD 先頭の MBR やパーティション先頭のブート セクタを壊してしまった場合です)。

最後の 3 つの例はこのドキュメントのオリジナルの著者である Cameron(cls@truffula.sj.ca.us) により書かれたものです。 ドキュメントの現在のメンテナンス者である Alessandro(rubini@linux.it) は Linux 以外の OS を使用していないため、それらの例の内容のチェックや更新を する事ができません。言うまでもありませんが、 どのようなフィードバックも歓迎します。


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