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11. いくつかの例

11.1 magicfilter

magicfilter印刷ファイルを操作するためのツールです。 印刷するためのファイルタイプを解析して、適当なちょっとよい印刷 (pretty-printing)を行うためのフィルタスクリプトを実行します。 これらのスクリプトはlpd(/etc/init.d/lpd)から実行されます。 lpdはinitから開始します。つまりmagicfilterのパスはinitのもので、 /usr/bin/X11にはパスは通っていません!

magicfilterにPDFファイルの印刷を入れたいという場合は、 /usr/bin/X11/xpdfを使ってこれを行うことができます。magicfilterは initから継承されたパス以外のプログラムは見つけられないので、ファイル名を フルパスで書く必要があります。magicfilterで使われるほとんどのプログラムは、 /bin、/usr/binにあるので、フルパス必要としません。

訳注: 「The Linux Printing HOWTO」佐藤亮一(GFG02131@niftyserve.or.jp)さん訳の "6. 適切なマジックフィルターの入手法"を参照して下さい。 JFサイトから入手 できます。

11.2 Xアプリケーションからの印刷

PRINTER環境変数はどのプリンタを使っているかを示すのに使われます。 しかしXアプリケーションではこれが使われないことがあることに注意して 下さい。

XセッションがXDMから始まった場合は、ウィンドウマネージャはシェルlogin スクリプトを全く評価しません。xtermからスタートしたXアプリケーション はPRINTER変数を引き継いでいます。しかし、もしメニューやウィンドウ マネージャのボタンから同じアプリケーションを起動してもPRINTER変数は 引き継ぎません。

ある場合、これは下位のレイヤ(lower layer)に継承することができます。 例えばNetscape補助アプリケーションはPRINTER定義を引き継ぐことも 引き継がないこともできます。


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