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1. プレリュード1.1 イントロダクション:以下の方法はSlackware配布パッケージ用に書かれています。ここで前提としている ことは、
です。また目的のシステムは最低4〜6MBメモリがあるものとします。もっとパワフルな システムでもこの方法が使えますが、そのようなシステムならばここで書かれて いることよりも速く簡単な方法が見つけられるでしょう。 初めてインストールする人は対象としていません。またSlackwareドキュメント、他の Linux HOWTOに取ってかわることは意図していません。この文書でカバーしているこ とはZIPドライブをソースメディアとして使うことに限定しています。
1.2 背景:私がLinuxを入れたいマシンの構成は
です。CDROMドライブやPCMCIAを接続することはできません。またネットワークカード (パラレルポートタイプの)もありません。このマシンにはもうアップグレードできる ところがありません。 Linuxには痛烈なほど優れた点があり、古い386/486ハードウェアに新しく息を 吹き込んでくれます。ドキュメントには「数値演算コプロセッサなし、2MBメモリ の386マシンで動作する」と書かれていますが、それで動作する配布パッケージを 見つけなくてはいけません。Slackwareは多少の作業とお祈りをすることでメモリ 4MBのマシンに入れることができます。以下のシステムは作業をかなり減らしてくれ ます。大部分のシステムを使う時でもお祈りが役立ちます:)。 私は3台のラップトップと1台のデスクトップマシンを使っています。 その中で一番しょぼいマシンは386、4MBメモリ & 60MBハードディスク、数値 演算コプロセッサなしという仕様です。このマシンがちゃんと動作する限り、 Linuxユーザーの選択の幅を広げるためにDebian, RedHat, SuSe, Caldera Lite、 といった配布パッケージでも同様の方法でインストールできることを期待しています。
1.3 この方法の長所:使えるならCDROM、イーサネットからインストールします。 フロッピーディスクインストールしか手がないと思われるなら、パラレルポートZIP
ドライブ(からのインストール)を考慮してみて下さい。これは(フロッピーからインス
トールするよりも)多くの利点があります。アクセスが速くディスクの入れ換えも少な
くてすみます。さらに6MB以下という最小のメモリのシステムで、
ルートディスクにスワップファイルをインストールして
1.4 対象、必要なもの:この方法はSlackwareバージョン3.1, 3.2そして3.3で確認しました。 フルインストールには2枚のZIPディスク、パラレルポートZIPドライブ & ケーブル、1.44MBブートフロッピー、インストール中のメモ用に紙と鉛筆を 用意しておきましょう。 このインストール方法を行うには少なくとも2つのシステムが必要です。 ひとつめの(host)システムはインストールメディアを作るためのもので、Linux システムが動作している必要があります。また2つめは(インストールしようとし ている)ターゲットシステムです。いったんメディアをつくってしまえばあとは いくらでもシステムをインストールできます。私はCDROMから作業しますが高速な ネットワークに接続しているなら、インターネットからディスクイメージをダウン ロードすることもできます。私はインターネットからのダウンロードは使えません。
1.5 この文書のルール
ディスクイメージをダウンロードしたら、
にあります。 fdiskを実行しておかないと、なぜか必ずディスクが壊れている旨のエラーメッセージ が出て使えません。CDROM、1.44MBフロッピーのデバイス名も知っておいて ください。私の場合は:
です。 以下このデバイス名を使います。読む時はあなたの環境に読み替えて下さい ;-|)。 Slackwareとslakware(ここでcがないことに注目)について。Slackwareは 総体的な名前で、slakwareはディレクトリ(Patrick Volkerding氏が 「経験者、開発者用ではない」安定版のパッケージを置いたディレクトリ)の名前です。 以下、私がslakwareと書く時はこのディレクトリを意味しています。
1.6 その他の読み物:Matt Welsh氏による「Linux Installation & Getting Started」。 ZIPドライブアクセスに関するトラブルがあったらGrant Guenther氏の
「Linux ZIP drive mini-HOWTO」を参照して下さい(「ZIP-drive mini-HOWTO」
中井 優一 ( Slackware CDROMにあるSlackwareドキュメントあるいはftpサイトから 「LOWMEM.TXT」ドキュメントを参照することをお奨めします。
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