$ xsane &
と入力します。
Gimp の plug-in として使うには、下記のように xsane のバイナリの
シンボリックリンクをユーザの plug-ins ディレクトリに追加します。
$ ln -s /usr/local/bin/xsane ~/.gimp/plug-ins/
Gimp のメニューで "Xtns -> Acquire Image -> Device dialog..." を
選択すると xsane が起動されます。
メニューの日本語化は、xscanimage と同様です。xscanimage の日本語化に
関する説明を参考にして ~/.gtk/menu.xsane を作成して下さい。
■ libsane-dll.so.1 が見つからないというエラーメッセージが出る場合
SANE ライブラリがどこにインストールされたのかを、システムに教える必要
があります。linux の場合 /etc/ld.so.conf を編集し、ライブラリのパス
(通常 /usr/local/lib/sane)を書いた行を追加してから、root 権限で
# ldconfig
を実行します。
SuSE-linux ディストリビューションの場合、/etc/ld.so.conf.in を編集し
ライブラリにパス(通常 /usr/local/lib/sane)を教える行を追加します。
次に、ルート権限で SuSEconfig をコールします。
■ オンライン・ヘルプビューアを選択できます。
KDE を使用している場合は
setup/display の kdehelp が使えます。あらかじめ選択されているのは、
リモートコマンドの使い方が付いた netscape です。SuSE システムでは、
パスの中にあるのは "netscape" ではなく "Netscape" となっているものが
あります。このような場合、下記のようにシンボリックリンクを張る必要が
あります。
# ln -s /usr/bin/Netscape /usr/bin/netscape
【訳注】日本語化した Netscape で起動コマンドが
/usr/local/bin/jcommunicator となっている場合、上記と同様に
# ln -s /usr/bin/jcommunicator /usr/bin/netscape
とします。
また、事前に Netscape Communicator を起動しておく必要があります。
【訳注終り】
■ xsane のコンパイルで下記のようなエラーが出た場合:
/usr/lib/libgimp.so: undefined reference to `g_debug'
/usr/lib/libgimp.so: undefined reference to `g_message'
/usr/lib/libgimp.so: undefined reference to `g_warning'
/usr/lib/libgimp.so: undefined reference to `g_error'
これは gtk をアップデートしたけれど、Gimp を正しいバージョンに
しなかったのです。Gimp を 1.0.4 以上にアップデートしましょう。